ポメラニアンウルフの日記

映画とか、本とか、日常です

比嘉姉妹シリーズが面白すぎます。

みなさんごきげんよう。風邪をひいて寝込んでるポメラニアンウルフです。独り暮らしの風邪しんどい。

わたくし、最近はまってるものがございます。それが、

 

澤村伊智さんのホラー小説、「比嘉姉妹シリーズ」です。

もうすぐ新刊がでます。↓

 

などらきの首 (角川ホラー文庫)

などらきの首 (角川ホラー文庫)

 

 

ぼぎわんが来る、ずうのめの人形と読んだのですが、めっちゃ面白い!文庫派なのでまだししりばの家はまだ読めてないです。はやく読みたーい!

なるべくいろんな人に知ってほしいので、面白いところを3つに絞ってプレゼンするよー。

 

ひとつめ!

ことばのセンス。

 

ぼぎわん、ずうのめ、ししりば‥そして短編のなどらき。かなを4つ並べただけなのに、なんだか不穏なタイトルじゃないですか?

澤村せんせいの音のセンスが光ってます。

本編中も、緊張感のある場面での文章運びがうまいこと!おどろおどろしいのに、どんどん読めちゃう率直さ。だいすき!

 

ふたつめ!

他人の絶望の描写すごすぎ。

 

最初、女性の心理描写が巧みすぎて、作者は女性だと思い込んでました‥。

最近は、いろんな立場の人の心理描写がうまい本がおおいきがするのですか‥これも、さまざまな意見が溢れて洪水してるSNSの影響でしょうか?

 

とくに、ずうのめの人形で、女の子が自分の趣味を「男の影響だろ?」って言われるシーンがあるんです。これ、女性なら言われたこともある人多いんじゃないかなー。

「女には自我がない」‥そう言われてるみたい。すごく絶望感のある言葉ですよね‥。

この小説に出てくる女の子も、そうおもったんじゃないかな。私は、ずっと押し潰されて、すりへらされて生きてくんだって。あーもう考えたくないくらいかわいそうです。

周りに押し潰され、闇に堕ちていく少女の描写が巧すぎ。作者すごすぎ。

 

 

みっつめ!

エンターテイメント性が高い!とくに比嘉姉妹というキャラクター。

 

比嘉姉妹ってのは、このシリーズにでてくるいわゆる霊能力者です。この二人、とにかくキャラクターがたってて、このシリーズをホラーエンターテイメントとして際立たせてます。

これ、絶対うけるって‥流行っちゃうよ‥。

 

読まずに後悔しないように、ぜひみなさん本を買ってくださいね。

 

 

 

ちなみに、ぼぎわんが来るは映画になります!楽しみ!

 

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)